名もなきピエロの物語

本、音楽、映画などの紹介です

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砂漠 - 伊坂幸太郎

砂漠 砂漠
伊坂 幸太郎 (2005/12/10)
実業之日本社
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「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、、余裕でできるんですよ」

「鳥瞰型」でまじめな主人公、北村、
女好きでカワセミのような髪型の鳥井、
モデルのように美人だけど無愛想な東堂、
日向が似合い、ちょっと不思議な力を持つ南、
そして、小太りで世界平和を訴える西嶋。

社会という名の「砂漠」から守られている
大学と言う「オアシス」での日々を描いた作品で、
麻雀、合コン、ボーリング、バイト、学園祭など、
至って普通の大学生活を中心に、
通り魔事件や、空き巣事件が絡んでくる。




5人全員のキャラが良かったです。
アパレルショップの定員の鳩麦さんも。
北村は自分に似ている部分が多く、
あのような仲間と共に過ごせたら楽しいなと思いました。
うらやましいですw

特に西嶋の言動はすてきでした。
一番上に書いたセリフや、
平和を願い麻雀で平和(ピンフ)と言う役を狙い続ける姿とか。
伊坂作品には、このようなキャラはよく登場しますが、
小太りで、言動も普通に考えたらうざったく、
他の作品の登場人物とは違った部分も多く新鮮でした。

それから、「中国語と確率の勉強(麻雀)」をする場面が多いので、
ルールを分かっているとより楽しめると思います。
自分は麻雀をたまにやるので、そういう面でも楽しめました。
ただ、作中で南が「一萬」で上がる「三暗刻」は、
あれで成立するのか疑問に思いましたが、どうなんでしょうw
今は本が手元にないので、分からないですが・・。

とにかく、今年読んだ本の中でも一番良かった本で、
少し前に読んで、これまでに他の本も読んだにもかかわらず、
まだこの本の内容が強く頭に残ってます。

「砂漠」に出る前に、
今、この「オアシス」で過ごす時間を
より大切に、より楽しんで過ごしたいと思いました。

★★★★★
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